痔の治療-ジオン注射-

お尻の悩みは、人類が二足歩行をしてからつきないものであったにも関わらず、気軽に他人に相談出来ることではありません。

文明が発達した現代でも同様であると思われます。

「私は痔です。」と来院される患者さんの中には、痔でない患者さんもたくさんおられます。

ちょっとしたアドバイスですっきりとした気持ち、体(お尻)になることも多いのです。

若い方も意外と多い疾患です。

また、初老、中高年の方で「こんなに簡単に治るなら、数十年の間悩むんじゃなかった!」なんて嘆いておられる患者さんもいます。

最初はお尻?が重いかもしれませんが、思い切って診察にいらして下さい。

ジオン注射とは?

当院ではジオン注射という方法を用いて、痔の治療を行なっています。

ジオン注射とは、ALTA注射療法と呼ばれる2005年から開始された新しい治療方法です。

いぼ痔などの肛門の内側にできた内痔核に対して、4段階に分けて注射を行います。

痔を切らずに直す治療法で、外科手術と同様の治癒率があると言われています。

ジオン注射の方法

痔核の4箇所に注射

痔核を4箇所に分けて注射を行います。

4箇所とは、①痔核上部の粘膜下層、②痔核中央の粘膜下層、③痔核中央の粘膜固有層、④痔核下部の粘膜下層のことを指します。

この4箇所に注射することにより、幹部に薬液が十分浸透することにつながります。

痔核本体が縮小

注射後は、痔核に流れ込む血液が遮断されることにより、痔核そのものが縮小を始めます。

これにより脱肛の程度が軽くなります。

術後は1週間から1ヶ月ほどかけて痔核本体が小さくなり、引き伸ばされていた周りの組織が元の位置に戻り、脱出が見られなくなります。

ジオン注射の副作用

注射部位の痛み、腫れ、発熱、肛門部の重たい感覚などが見られることがあります。

ジオン注射は日帰り手術

いぼ痔(内痔核)に関して以前は入院による手術治療しかありませんでした。

現在は、ジオン注の使用が可能になり手術と同程度、それ以上の治療効果が期待できます。

ジオン注射が受けられるのは伊丹市で3施設のみ

現在、ジオン注の使用可能な施設は、伊丹市では当院を含めて3施設のみです。

その3施設の中でも、外来治療をしているのは当院のみです。

可能な限り患者さんのニーズに応じ、治療を心がけています。

術後の痛みは、ほとんど感じることなく日常生活に戻ることができ、患者さんに非常に喜ばれています。

ジオン注を最近は肛門脱(脱肛)などにも使用して良好な経過を得ています。まずは、ご相談、診察にいらしてください。

ジオン注射のQ&A

Q.ジオン注射は保険で受けることができますか?

保険で受けることができます。

私も最近知ったのですが、保険の効かない痔専門の開業医が結構いることに驚いています。

また、そういったところでの値段の高さに驚いています。

基本的に保険の効かない治療はないと考えてください。

ですから、きちんと保険が効く病院での治療をお勧めします。

治療内容、サービス内容は、ほとんど変わらないと思っていただいて構いません。